自分の料理にするには

何事も会得するにはいわゆる数は大事だ
何回もやることによって
分ったり掴めたりするものがあります

たまたま出来たというものは
大概次には上手くいかないことが多いですね
上手くいく理由がわからないからです
そして諦めてしまう
なので身につかない

なんでもそうですが
会得するには数をこなすことが必要です

料理に関して言えば
例えばステーキを焼く場合
肉のコンディションや部位、種類などによって
火加減、時間などすべて違います
器具や機材が違えばなおさらです

このような時は科学的な理屈はもちろん大事ですが
それよりもたくさんやることで
感覚を掴むことが大切であると思います
そう、自分なりの感覚

このくらいの肉なら
このくらいの火加減で
このくらいの時間焼いて
そして火から下して
このくらい休ませる
というよな自分の感覚

そうなるとかなりの確率で
いつも同じ状態で仕上がりますね
これは煮物、蒸し物、焼き物すべてにいえることです

私は若い頃野球をやっていました
「体で覚えろ」とよく言われた時代でありました
その時の自分にはまだ分からなかったですが
体で覚えるということは
即ち脳が覚えるまでやれといことだと思います
そしてそれが感覚を掴むということだと思います

あの元メジャーリーガーのイチローさんや
三度の三冠王に輝いた落合博満さんは
自分なりの理屈を持ち
納得のいくまで何度も何度も同じ練習に取り組んだそうです

身に着けるためには
数が大事だとあらためて思います
それもあまり間をあけずに考察しながら繰り返す

失敗を恐れずチャレンジして考えて
またチャレンジしてを繰り返して
納得のいくようにできるようになれば
それはもう自分の料理です